漁港の町にある古民家の小屋裏
2023年初めのことですが、古民家改修の計画をさせていただきました。
この古民家はあるお世話になった方の生まれ育ったお家。
下関市安岡の漁港町にたたずむ大正時代の古民家です。
今はだれも住まなくなってしまった古民家を、思入れのあるものなので誰かに使ってもらったらうれしいのだけど…との相談を受け、計画させていただきました。
セカンドハウス?別荘?としての活用なども考えましたが、もっと掘り下げて考えたいと思い周辺を散歩しながら五感を働かせます。
懐かしい漁港の風景、そして街並み
静かでありながら海鳥の鳴く声、打ち寄せるさざ波のやさしい音色が聞こえてきます。
それらを感じながら思いました。
ここをものつくりのできる場所にしたら周りからよいインスピレーションをもらえ、ものつくりに没頭できるのでは!と
そんなことから、ものつくりの工房として再生する計画としました。
ものつくりの工房として、そして教室、ワークショップの場としても使えそうです。
小屋裏空間は作品を展示し、それを鑑賞しながら語らえる空間に
小屋裏の小窓から見える漁港町の懐かしい風景
先人たちの生活の歴史を刻んだ小屋裏の梁たち
真っ黒になっているのは囲炉裏を使っていたからでしょう。
小屋裏には糸車が残されていました。
糸を巻き取る民具です。
調査風景
建築士仲間に手伝ってもらいました。
漁港の風景
この建物は下関市の空き家バンクにも登録されています。(2023年10月現在)
セカンドハウスや趣味に没頭する拠点としての活用も面白いと思います。
興味ある方はぜひお問合せ下さい。
下関市の百合野不動産でも取り扱いされています。